米高額宝くじ 2等8千万円当選でも気づかない人も
ニューヨーク(CNNMoney) 米宝くじ「パワーボール」の1等の賞金が史上最高額の5億5000万ドル(約450億円)に達して注目される一方で、2等の賞金100万ドル(約8200万円)を当てたのに気付かない人も何人かいる。
宝くじ運営団体のチャック・ストラット氏によると、米国で昨年1年間に出た宝くじの当選金は総額約400億ドル。このうち約8億ドル(約660億円)分が換金されていないという。
28日抽選のパワーボールでは、1等当選者1人に5億5000万ドルが29年間かけて支払われる。続く2等の100万ドルは70人前後が獲得できるが、当選者の約2%に当たる1~2人は換金しない見通しだ。
パワーボールの1等の賞金はほぼ間違いなく換金されるが、2等は当選を名乗り出ない人が1年間で十数人に上るという。やはり高額宝くじのメガミリオンも、2等の25万ドル(約2000万円)を換金しない人が多数いる。
ストラット氏によれば、高額宝くじは2等があるとは知らずに買う人も相当数に上り、別の州で1等賞が出た、あるいは1等当選者はいなかったと聞いて、関心をなくしてしまう人も多い。過去には2011年6月に出た1等当選金7710万ドル(約63億円)が換金されなかった例もあるという。
ストラット氏は「たとえ1等が当たらなくても、自分の番号は必ず確認してほしい」と呼びかけている。