宝くじで39億円の大当たり 歌と踊りで喜び爆発
(CNN) 少し奮発して買った宝くじが、4000万カナダドル(約39億円)の大当たり――。トロントに住むマリア・カレイロさん(51)は8日の記者会見で「神様ありがとう」と歌って踊り、喜びを爆発させた。
マリアさんは5日、トロント市内のビデオ店で宝くじを購入。翌朝結果を見て、4万ドルが当たったと勘違いしたという。インターネットでチェックした娘から4000万ドルという金額を聞き、あわてて店まで走って確認した。「驚いてまた家まで走ってきて、水が一杯ほしい、と思いました」と振り返り、記者団の笑いを誘った。
ポルトガル移民のマリアさんは長年、工場で働きながら子どもや孫たちの世話をする毎日を送ってきた。夫は最初、大当たりが信じられない様子だったが、仕事をやめることにした。一家はまず、中華レストランで食べ放題の食事を楽しんだという。
これからは賞金を使って、結婚当初行けなかったハネムーンにハワイへ行ったり、娘たちと暮らす家を買ったりしたいと話す。
「まだ実感がわかない」と話していた娘のマヌエラさんが、「父は一生懸命に働き、みんなたくさん苦労してきた。4000万ドルはあまりに大金で」と、感極まって泣き出す場面もあった。