宇宙で「おぼれる」寸前、船外活動中の水トラブル ISS
ステーションにたどり着くとすぐに仲間の宇宙飛行士が集まってパルミターノ氏のヘルメットを外し、タオルで頭をぬぐった。
ヘルメットや宇宙服の中にたまった水は、1~1.5リットルに達していたという。コース氏は「彼は本当によくやった。落ち着いて冷静に戻って来た」と評価する。
パルミターノ氏がおぼれていた可能性もあったかどうかという質問に対し、船外活動責任者のカリナ・エバスリー氏は「その危険は間違いなくあった」と断言した。
今回のように大量の水が発生する問題が起きたのは初めてだといい、現在、水の流出元を調べている。
エバスリー氏によれば、宇宙服の中で液体を巡回させている冷却装置からヨード入りの冷却水が漏れ出た可能性もあるという。
パルミターノ氏は健康状態などに問題はなく元気にしているといい、同日、短文投稿サイトのツイッターに「温かい言葉をありがとう」と書き込んだ。