気候変動の原因は「人間」、95%の確率 国連パネル草案
草案は、温室効果ガスの増加によって1950年以降の平均気温は約0.6度上昇したと指摘。2100年までにはさらに1~3.7度上がると予想している。
海面の上昇は現在の年間約3ミリからさらに加速する可能性が非常に高く、2100年までに50~97センチ上昇する見通しだという。
現状のまま、あるいはこれ以上のペースで温室効果ガスの濃度が上がり続ければ、全世界の気候システムに過去数百~数千年で例がないほどの変化が起き、それが何世紀も先まで残ることが考えられる。
海面上昇による脅威をめぐっては、英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」の最新号に、水害で大きな被害が懸念される都市を挙げた研究が掲載された。最もリスクが高い都市は中国・広州とされ、米国のマイアミ、ニューヨーク、ニューオーリンズ、インドのムンバイがこれに続いている。