火星に突如出現した「ドーナツ石」の謎解ける
オポチュニティが撮影した複数の画像に、オポチュニティの車輪が当たったと見られる元の岩が写っている。
同探査計画の副責任者を務めるワシントン大学のレイ・アービッドソン博士は、「ピナクルアイランドの調査を終え、オポチュニティを少し移動させたら、丘の上にひっくり返った岩が見えた。その岩は、ピナクルアイランドと同じ変わった形をしていた」と述べ、さらに「その岩に乗り上げ、ピナクルアイランドがたどった跡も確認した」と付け加えた。
残念ながら、ピナクルアイランドは自分で転がってきたわけでも、宇宙人が落とした物でもなかった。しかし、この石の謎が解けたことで、探査チームはオポチュニティを南に移動させ、斜面に露出した岩の層の調査を開始する予定だ。