「5年以内に病死するリスク」を血液検査で予測 国際研究

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(CNN) 5年以内に病気で死亡するリスクを、血液検査の特定の項目の組み合わせによって予測できるとの研究結果が、このほどフィンランドとエストニアの共同チームによって発表された。

チームは、両国で18~103歳の計1万7000人以上を対象に長期的な追跡調査を実施。血液検査で100以上の項目を調べ、測定した時点から5年以内に死亡することを示す指標となる項目を捜した。成果はオンライン医学誌「PLoSメディシン」に掲載された。

それによると、血液中のアルブミン、α(アルファ)1酸性糖たんぱく質、クエン酸の濃度と、超低比重リポ蛋白(VLDL)の粒子サイズという計4項目を組み合わせることで、最も正確に死亡リスクを予測できることが分かったという。

たとえばエストニアのグループでは、5年間の研究期間中に死亡した人のうち、288人は4項目のスコア合計が上位20%以内だった。反対に、この中で下から20%以内に入っていた人はわずか15人。フィンランドでの研究結果にも同様の傾向がみられた。遺伝的な体質や年齢、体重、喫煙や飲酒、コレステロール値、持病といった要因を考慮しても、これら4項目に基づく予測結果は変わらなかったという。

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