迷子のアシカが160キロの旅 米
ロサンゼルス(CNN) 今年3月、カリフォルニア州モデストの農園で、カリフォルニアアシカの子どもが保護された。海からサンウォーキーン川を約160キロメートルもさかのぼってきたとみられる。
「アシカの子は、川から1キロ以上あるうちの新しいアーモンド畑にいた」と、農園のビリー・ライオンズさんは言う。
ライオンズさんはすぐに近くの野生動物保護区に連絡。かけつけた係官はライオンズさんらの助けを借り、わなでアシカを捕獲したという。
アシカには「ホッピー」というニックネームが付けられた。
ホッピーは現在、同州ソーサリートにある海洋ほ乳類センターで保護されている。3月に来た時はやせて栄養失調の状態だったが、今ではよく餌を食べ、体力もついてきたという。
サンウォーキーン川水系に上ってきたカリフォルニアアシカはホッピーが初めてではない。
2004年には「チッピー」と名付けられた同種のアシカが、同じように川をさかのぼってきた。この時は、クルーザーの上にいるところを警察官に発見されたという。