NASAの有人宇宙船、12月に初の飛行実験
完成時は円形の基部から背の高い尖塔が突き出した形状になり、上部に搭載された打ち上げ中断システムは、ロケットに不具合が起きた場合でも乗員が墜落に巻き込まれるのを防ぐ仕組みになっている。
下部のサービスモジュールには宇宙空間での推進装置や積み荷の収納庫を搭載。この中間部分に乗員用のモジュールが入る。
断熱材の装備は過去最大で、核原子炉が溶融するような温度にも耐えられるという。コンピュータの処理性能はスペースシャトルに比べて400倍に高速化。打ち上げに使うロケットも性能を大幅に高めた。
オリオンを使った初の有人飛行は2017年に予定され、まずは月を目指す計画だ。