BMWの購入に1元札を5箱分、枚数確認に1日がかり 中国
(CNN) 中国で大量の1元札(約19円)を使って新車を購入した女性が話題になっている。
中国河南省の省都、鄭州に住むある女性がこのほど、独自動車メーカーBMWの高級セダンを購入する際に山のような1元札を販売店に持ち込んだ。
地元の報道によれば、札は5つの箱に詰め込まれていた。販売店の従業員たちがほぼ1日かけて何枚あるか数えたという。
香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによれば、販売店の支配人は「小額紙幣を使って車を買おうとする人がいるという報道は見たことがあったけれど、まさか自分が体験することになるとは思わなかった」と語ったという。
販売店にコメントを求めたが断られた。
車を購入した女性は食品卸のビジネスをしており、小額紙幣での支払いを受けることが多かったために長年の間に大量にたまったという。以前から女性は、車を買えるようになったらその金を使おうと思っていたという。
1元札で足りなかった分はクレジットカードで支払われた。中国のBMWのウェブサイトによれば、女性が買ったのと同型(730Li)の価格は95万6000~102万3500元(約1850万~1980万円)だという。