世界最小種の鹿に赤ちゃん誕生 NY
(CNN) 米ニューヨーク市のクイーンズ動物園はこのほど、園内で飼育する世界最小の鹿の一種「プーズー」にオスの赤ちゃんが誕生したと発表した。
動物園によると、生まれたのは5月12日。現在は乳を飲んでいて、間もなくニンジンや穀類、干し草などの餌が食べられるようになる見通し。背中の白い斑点は成長すると消えてなくなる。
プーズーは南米のチリやアルゼンチンに生息する鹿で、肩までの高さは成体でも30~35センチほど。同動物園では野生生物保護協会(WCS)が、今回生まれた赤ちゃんを含む3頭を飼育している。
野生の個体は深い茂みの中に潜んで暮らし、天敵などの危険を察知すると吠え声を出す。フクロウ、キツネ、ピューマ、小型の猫類などに狙われると、ジグザグに走って逃げるという。