初の「国際ヨガの日」、首相も参加し大規模イベント インド
インド当局者らは、「国際ヨガの日に賛同する177カ国のうち47カ国はイスラム協力機構(OIC)の加盟国だ」と強調する一方、イベントではヒンドゥー教とつながりの深い「太陽礼拝」の動作を避ける配慮をみせた。
インド国外では近年、エクササイズのひとつとしてヨガが欧米に広まった。米国のスポーツ業界団体によると、全米のヨガ人口は2500万人以上と、2009年から33%も増加し、他国を引き離して世界一の規模になっている。
これに対してインドが創設した「ヨガ省」の初代担当相、シュリパッド・ヤッソ・ナイク氏らは、「ヨガを欧米からインドに取り返す」ことを目標に掲げる。
ヨガ指導者らにとっては、ヨガの伝統と発展のバランスを取ることが、今後の課題となりそうだ。