絶滅危惧のサイを40年ぶりに発見、インドネシアの島
(CNN) 世界自然保護基金(WWF)は24日までに、インドネシアのカリマンタン島(マレーシア名ボルネオ島)でスマトラサイの個体の生息を過去40年間で初めて確認したと報告した。
今月12日、落とし穴状のわなにかかっている雌の個体を見付けたという。
スマトラサイはインドネシアで生息する2種のサイの1種。
WWFインドネシアの責任者は「興奮を覚える発見であり、保護努力の大きな成功」と喜んだ。「カリマンタン島では絶滅したと一度は考えられていた種が森林を歩き回っていることを示す証拠を得た。これから保護の努力を強化する」と強調した。
WWFはカリマンタン島でスマトラサイの足跡をカメラで見付けた後、必ずしも絶滅していないとの見方を強めていた。
今回捕捉(ほそく)したサイは数百マイル(1マイルは約1.6キロ)離れた森林保護区に移す予定だという。