世界の肥満人口、25年までに5人に1人に 英医学誌
重度の肥満が目立つのはオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、英国と米国の英語圏諸国で、世界の全体数のうちの4分の1以上を占めた。これに次いだのが中東と北アフリカ諸国の住民で、世界全体の13.9%となる2600万人だった。
カリブ海や中東諸国では女性の40~50%が肥満と判明。中国でも肥満者人口が増えており、重度の状態にある男女の人数は1975年にはそれぞれ世界で60位と41位だったが、14年には共に2位に急浮上した。
米国民の肥満問題は深刻化しており、重度の肥り過ぎとなっている世界中の男性の4人に1人以上、女性では5人に1人が同国にいる計算となった。2025年までには、米国の女性の43%、男性の45%が肥満と診断されるだろうとも予測。米国が同年までに肥満者人口を抑制出来る可能性についてはゼロとの厳しい見方も示した。