野生のスマトラサイ死ぬ、40年ぶり発見も インドネシア
(CNN) インドネシアのカリマンタン島(マレーシア名ボルネオ島)で40年ぶりに見つかった雌のスマトラサイが、わずか数週間で死んだことが7日までに分かった。
先月、落とし穴状のわなにかかっているのが見つかり、保護されていた。専門家らはスマトラサイの生息が確認されたとしてこれを歓迎し、世界自然保護基金(WWF)が保護活動の強化を改めて表明していた。
この1頭が死に至った原因は明らかでない。国際サイ基金は5日、「カリマンタンからの悲しい知らせに心を痛めている」との声明を発表した。
スマトラサイは絶滅が危惧されたが、近年この地域で足跡が発見され、カメラが1頭の姿をとらえていた。国際サイ基金によると、生息数はわずか100頭前後とみられる。