タイヤが抜けずに苦闘、シロサイを救助 ジンバブエ
(CNN) アフリカ南部ジンバブエのチベロ湖自然保護区でタイヤの空洞部分に角や口先部分を突っ込んだまま苦しんでいるサイ1頭が見付かり、保護区の監視員が迅速に救助する出来事がこのほどあった。
シロサイの個体で「マーク」の愛称で知られるこのサイに興奮を収める薬物を矢を使って撃ち込み、タイヤを取り除いた。餌の草をはんでいるうちに、放置されていたタイヤの空洞部分に口先がはさまったとみられている。
監視員が発見した時にはタイヤが邪魔になって水も飲めず、草も食べることが出来ない状態だったという。
タイヤの除去作業には数分かかったが、薬物の解毒剤を投与されたマークは立ち上がると草をはみはじめたという。
同湖では乾期になって干上がると、タイヤなどの汚染物がむきだしになるという。