絶滅危惧のイタチ救え、ドローンとピーナツバターが作戦の鍵
この話をラジオで聞いたモンタナ州のカート・クリーガー氏は、ドローンを使った配布作戦を申し出る。研究チームと協力してワクチン投与のための餌の研究を進め、ピーナツバターやゼラチンを使った餌をほぼ完成させた。
この夏にはモンタナ、コロラド、サウスダコタの各州で、ワクチンを仕込んだピーナツバター味の錠剤をドローンで散布。魚類野生生物局によれば、プレーリードッグの60~90%が錠剤を食べ、作成は成功した。来年夏にもドローンを使った実験の再開を予定している。
プロジェクトに協力している自然保護団体のWWFは、この作戦の映像を公開。魚類野生生物局も、コロラド州の博物館で飼育されているイタチの様子をウェブカメラで紹介している。