英名門ケンブリッジ大、欧州からの出願激減 EU離脱影響
ロンドン(CNNMoney) 世界トップクラスの名門として知られる英ケンブリッジ大学で、他の欧州連合(EU)諸国からの出願者が15%近く減少していることが14日までに分かった。
英国がEUから離脱することが決まった影響とみられる。同大学が英議会に提出した資料によると、離脱が完了すれば、EU諸国から入学する学生は3分の1まで減ると予想される。
離脱によって、EU諸国からビザなしで英国の大学に通ったり、職に就いたりすることはできなくなる。
また、EU諸国の学生には現在、英国人学生と同額の学費が認められているが、離脱後は外国人学生の扱いとなるため、学費の額が2倍に跳ね上がることもあり得る。
議会にはEU離脱で予想される影響をめぐり、国内の大学や教授、学生らから計200件近い証言が提出された。大学の資金面と研究面の両方に悪影響が及ぶとの見方が大半を占める。