両手が「樹木状」の男性、手術成功 バングラデシュ
バジャンダルさんの病名は、病名は「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」。免疫システムの異常にヒトパピローマウイルス(HPV)感染が重なって起きる珍しい病気で、世界でも数件しか報告されていない。
担当医によれば、バジャンドラさんは10歳の時に発症した。症状は次第に悪化し、自転車タクシー「リキシャ」の運転手の職も失った。飲食や歯磨き、シャワーなどの日常動作もできない状態だった。
バジャンドラさんには妻と子どもがいる。昨年のインタビューでは「普通の生活がしたい。私の望みはただ、娘をちゃんと抱き締められるようになること」と話していた。