仏大統領選にオバマ氏を擁立? 100万人の署名目指す
(CNN) 大統領選を今年4~5月に控えたフランスで、オバマ前米大統領の擁立を目指す署名運動が行われている。「オバマ17」と称するこのキャンペーンの企画者は、オバマ氏に立候補を促す署名を100万人分集めたい考えだ。
企画者の一人はCNNの取材に、「完全にクレージーだ。だが、いったんそれを通り過ぎると、擁立も可能かもしれないと思い始めるのがクールな点だ。フランス人ではないことなんてどうでもいい。彼はバラク・オバマだ」と述べた。
キャンペーンのウェブサイトも立ち上がり、先週末にはパリでオバマ氏のポスター500枚が貼られた。
この企画者の男性は擁立の動きをジョークだと認めつつも、真剣な目的もあると言及。「人々がフランスの政治家に飽き飽きしていることを示したい。人々はうんざりしており、このジョークを面白がってくれている。相次ぐスキャンダルの中で少しだけ笑いを提供するものだ」と述べた。
フランスの大統領選は4月23日に第1回投票が行われる。いずれの候補者も50%以上の票を獲得できない場合、上位2人が5月7日に行われる決選投票に進む。