感染症撲滅へ、武器は「蚊の工場」<7> 「多くの命を救いたい」

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中国・広州(CNN) コミュニティーの信頼の維持は依然として重要な課題だ。米ミシガン州立大学の研究者で昆虫学者のジーヨン・シー氏と研究チームは、蚊の放出に先立ち、1年かけて蚊の放出プログラムについて村民らに説明し、この研究にメリットがあることを納得してもらった。

前回「感染症撲滅へ、武器は『蚊の工場』<6> 蚊を解き放つ」はこちら

コミュニティーアシスタントが常駐する恒久的な相談所を設置し、地元住民の疑問に答えたり、プロジェクトの親善大使の役割を果たしたりするなど、村民の不安の緩和に努めている。

さまざまな障害はあるものの、最近、シー氏の研究所を訪れたメキシコ人研究者のグループがシー氏の技術に感銘を受け、これまで必要な訓練を受け、2017年にジカ熱対策用に自ら生産した蚊を放出する予定だ。

シー氏は次のステップとして、自身のプロジェクトをより人口密度の高い地域に拡大し、ドローン(無人機)やヘリコプターを使ってターゲットの都市に蚊を投下したいと考えている。

シー氏は「これは軍隊と同じで、空軍と地上軍の両方が必要」と述べ、「最終的には、われわれのプロジェクトを拡大して多くの人々の命を救いたい」と付け加えた。

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