世界最高齢の女性死去、117歳 最後の1800年代生まれ
(CNN) ギネス・ワールド・レコードで世界最高齢と認定されたイタリア人女性のエマ・モラノさんが死去した。117歳だった。
モラノさんは1899年11月29日生まれ。1800年代生まれで生存が確認されていた最後の人物だった。
2016年、それまでの世界最高齢だった米国人女性のスザンナ・マシャット・ジョーンズさんが116歳で死去したことを受け、世界最高齢の女性と認定された。ギネスは記録を確認後に新しい世界最高齢者を発表する予定。
モラノさんは生前、長寿の秘訣(ひけつ)として、夫との離婚や生卵とクッキーの食事を挙げていた。米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューでは1938年の離婚について、「誰にも支配されたくなかった」と振り返った。
主治医によると、子どものようにクッキーが大好きだったというモラノさん。ほかの人に食べられないよう、いつも枕の下にクッキーを隠しておくのが習慣だった。
ギネス記録によれば、人類史上最も長寿だったのは、フランス人のジャンヌ・カルメンさん。亡くなった時の年齢はモラノさんより5年歳上の122歳だった。