3500年前の墓を発掘、ミイラ8体見つかる エジプト
カイロ(CNN) エジプト考古省は18日、3500年前の墓からミイラ8体と色鮮やかな装飾を施したひつぎ10基、膨大な数の副葬品が発掘されたと発表した。
墓はエジプト南部ルクソール近郊のドゥラ・アブル・ナガ墳墓群で見つかった。中心となるT字型の墓は、ウセルハトという司法官のもので、当時の貴族の墓の典型的な特徴を備えているという。
考古学チームは450立方メートルのがれきを掘り起こし、中心となる墓と、連結された2つの墓への入り口を発見した。現在はこの2つの墓の発掘作業に全力を挙げている。
中心となる墓では、内部の石室から第21王朝時代のひつぎと、麻布に包まれたミイラが見つかった。ひつぎは良好な状態が保たれていた。副葬品は陶器や木製の小像、土器などが発掘された。
別の部屋からは、大量の小像や木製の仮面、ひつぎのふたの取っ手などが発掘されたという。