ハダカデバネズミ、酸素がなくても18分間生存 医学への応用にも期待

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
研究者のギャリー・ルーウィン氏とハダカデバネズミ

研究者のギャリー・ルーウィン氏とハダカデバネズミ

ハダカデバネズミが無酸素状態で果糖を使って生き続ける仕組みを研究すれば、脳卒中や心臓発作によって低酸素状態となった患者の治療に役立てられる可能性もある。「低酸素状態になった時に脳に果糖を供給するだけでも助けになるかもしれない」とルーウィン氏。

人間でも、酸素なしで比較的長時間の潜水ができるダイバーは、無意識のうちにブドウ糖を使う代謝から果糖を使う代謝への切り替えができているのかもしれないと同氏は推測している。

動物科学に詳しい英リバプール大学の専門家によると、哺乳類でこうした代謝系が確認されたのは初めて。一部の魚類は同様の仕組みを持つものの、あくまで例外だという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「生き物いろいろ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]