海面上昇は「年々加速」、衛星データで確認 米研究
ネレム教授らのチームはエルニーニョ、ラニーニャ現象や火山噴火による海水位の変化など、海面の高さに影響を及ぼすさまざまな要因を除外して、気候変動による加速を割り出した。
チームによれば、海面上昇は現在、半分以上が海水の熱膨張、残りが氷床や氷河の融解によって起きている。
ネレム教授によると、グリーンランドや南極ではすでに氷床が不安定になっている兆候がみられる。今後急速に融解が進んだ場合、海面上昇が2100年までに65センチを超えることも十分考えられるという。