消火栓の前に違法駐車した車、その末路は? 消防署が投稿
(CNN) 火災現場に急行して消火しようとしたところ、消火栓の前に1台の車が違法駐車していた――。そんな場面に遭遇した消防隊が、車のたどった末路の写真を「教訓」としてソーシャルメディアに投稿した。
CNN系列局のWPVIによると、ニュージャージー州ハミルトン・タウンシップの住宅で14日に火災があり、午前1時ごろに消防隊が現場に到着した時には、最上階から火の手が上がっていた。
ところが消火作業に必要な消火栓の前には、1台の「アキュラ」が違法駐車して消火栓をふさいでいた。
そこで消防隊は、前の座席の窓ガラス2枚をたたき割り、車内にホースを通す措置に出た。
ホースを通された車の写真は消防署の公式フェイスブックに投稿。「消火栓の前に駐車するとこうなります」「消火栓の前に駐車するのは違法です」という説明を添えている。
火災は間もなく消し止められ、けが人は出なかった。
車の持ち主は駐車違反切符を切られた上に、たたき割られた2枚の窓の交換費用も負担する羽目になった。ニュージャージー州の法律によると、消火栓から10フィート(約3メートル)以内に車を停めた場合の罰金は54ドル(約6000円)。