猫の糞便の寄生虫、恐怖心抑えて起業を後押し? 米研究
同じような相関関係は世界的な統計にも見られたといい、研究チームのステファニー・ジョンソン氏は「トキソプラズマの感染率が高い国ほど、起業家精神も高い」と解説する。
今回の研究についてジョンソン氏は、自分自身の行動について自分はどの程度コントロールできているのかを考えさせると述べ、「自分の意思は自分がコントロールして決定していると思いたいところだが、現実には、たった1つの寄生虫に影響されている可能性がある」と指摘している。
今後は、トキソプラズマ感染者が起業した会社の実績や、猫の糞便からの感染者とそれ以外の経路で感染した人との比較、保守派かリベラル派かの政治的傾向にトキソプラズマが影響している可能性についても研究したい意向だという。