伝説の巨大ホホジロザメに遭遇、撮影に成功 ハワイ沖
(CNN) 米ハワイ沖でこのほど、ダイバーたちが世界最大級と目されるホホジロザメを目撃し、撮影に成功した。ホホジロザメはクジラの死骸を食べているところだった。
ダイバーによれば、このサメは「ディープブルー」と呼ばれる雌で、体長は約6メートル。年齢は50歳超で、5年前にその姿がカメラに捉えられた際には、動画が瞬く間に拡散した。
ダイバーのオーシャン・ラムジー氏はインスタグラムで、ディープブルーは15日にチームのボートに接近してきて、体をこすりつけていったと説明。「妊娠中なのかもしれない。体がかゆいのかも」と推測している。その後2匹のイルカに伴われ泳ぎ去っていった。
ホホジロザメの「ディープブルー」と泳ぐダイバーのオーシャン・ラムジー氏/JUAN OLIPHANT/AFP/Getty Images
サメが現れたのは、ラムジーさんらがイタチザメの食事の様子を観察していた時だった。ダイバーたちは「日が落ちるまで一日中、彼女と過ごした」という。
ラムジーさんが通り過ぎるサメに触る場面もあった。一部のダイバーは触ることをよく思わないとしつつも、「時にはサメの方から接触を求めてくることもある」と述べ、サメは「心を持たないモンスター」ではないと強調した。
ホホジロザメの「ディープブルー」と泳ぐダイバーのオーシャン・ラムジー氏/JUAN OLIPHANT/AFP/Getty Images
ただ、ラムジーさんはその後、サメが予測不能な行動に出る場合もあると警告し、「ホホジロザメやイタチザメのいる水域に故意に飛び込むのは全くおすすめできない」としている。