岩に刻まれた謎の文字、村が解読に懸賞金25万円 フランス

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フランス北西部ブルターニュ地方の村が謎の文字の解読に懸賞金を設定した/FRED TANNEAU/AFP/Getty Images

フランス北西部ブルターニュ地方の村が謎の文字の解読に懸賞金を設定した/FRED TANNEAU/AFP/Getty Images

(CNN) フランス北西部ブルターニュ地方の村が、懸賞金2000ユーロ(約24万7000円)を設定して岩に刻まれた謎の文字の解読を呼びかけている。

この岩はプルガステル・ダウラ村の外れにあり、AFP通信によると数世紀前のものと推定されている。地元の専門家では解読できず、当局は歴史家や言語学者、学生などに解読を呼びかけた。

岩には文字と帆船などを描いた記号が刻まれている。文字はアルファベットだが何語なのかは特定されていない。ドミニク・カップ村長はAFPに対し、「バスク語だという人もいれば、古いブルトン語だという人もいる」と話す。

岩には文字や記号、年号が刻まれている/FRED TANNEAU/AFP/Getty Images
岩には文字や記号、年号が刻まれている/FRED TANNEAU/AFP/Getty Images

AFPによると、碑文の一部は「ROC AR B... DRE AR GRIO SE EVELOH AR VIRIONES BAOAVEL... R I OBBIIE: BRISBVILAR... FROIK... AL.」と読める。

3~4年前に見つかって以来、地元の学者が調査を進めてきたが、「まだ文言の解読には成功していない」(カップ市長)

岩には「1786」と「1787」という2つの年号も刻まれている。解読呼びかけの取り組みを主導する地元当局者、ベロニク・マルタン氏は、これらの年号は近隣の港湾都市ブレストを守るために建てられたコルボー要塞(ようさい)などの砦や砲台の建設年に「だいたい一致する」と指摘した。

解読案の提出完了後、審査員が最もありそうな解釈を選定したうえで賞金を付与する予定。

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