動物園もプライド月間、同性愛ペンギン主役に 英ロンドン
(CNN) 英ロンドンの動物園がプライド月間に合わせ、ペンギンの同性カップルにスポットを当てた特別イベントを企画している。
ZSLロンドン動物園は、フンボルトペンギンの同性カップル、ロニーとレジーがいることで知られる。
今年は7月5日に行う「ズー・ナイト」のイベントで、ロニーとレジーのような動物の同性カップルを祝して、展示舎の「プライド改装」を行うことにした。毎年恒例のフェスティバルに加えて、性別や繁殖について学んでもらい、動物の同性カップルについて啓発する狙い。
ロニーとレジーがすむペンギンビーチの展示舎には、特別デザインの横断幕が用意された。
横断幕に書かれた「ゲイのペンギンもいます。Get Over It(慣れてください)」の言葉は、かつてLGBTいじめに対抗した「ストーンウォールの反乱」のキャッチフレーズだった「Get Over It」にあやかった。
発表によると、ロニーとレジーは2014年につがいになった。1年後、別のつがいが放棄した卵を「養子」にして、生まれたヒナの「キートン」が巣立つまで、交代で面倒を見続けた。
キートンが成長した今も、ロニーとレジーは仲睦まじく、巣箱の中で寄り添う姿を見せている。
同動物園が飼育しているペンギンは93羽。同性カップルはロニーとレジーだけではないという。