踊るオウムの「スノーボール」、14の振り付けを自分で習得

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片方のツメを上げ、ノリノリのダンスを披露する「スノーボール」/Courtesy Current Biology Magazine

片方のツメを上げ、ノリノリのダンスを披露する「スノーボール」/Courtesy Current Biology Magazine

特に多かったのは、頭を激しく上下させる動作と、頭を揺すりながら片足を持ち上げる動作、片足を宙に上げたまま頭を左右に激しく揺らす動作だった。

スノーボールがこれほど多様な振り付けをどうやって覚えたのかは不明だが、オウムの仲間には、動作を真似る能力や長期的な社会関係を確立する能力など、人と共通する5つの特性があると研究チームは指摘、それが音楽に突き動かされてダンスを踊る能力につながっていると解説する。

スノーボールの振り付けは、音楽に合わせて自然に体を動かして踊るのが人間だけではないことを物語る。しかし霊長類のように人間に近い動物ではなく、鳥類がこれほど複雑な認知能力を持っていることに驚いたと、研究者のアニルド・パテル氏は話す。

今回のような調査の対象になった鳥類はスノーボールが初めてだった。そのため、ほかの種類のオウムにも今回の研究結果が当てはまるかどうかは分からない。

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