結婚指輪を誤って廃棄、30トンのごみの山から回収 豪カップル
(CNN) オーストラリア・メルボルンに住むカップルがこのほど、自宅の改装の際にごみをまとめて廃棄したところ結婚指輪と婚約指輪を誤って捨ててしまった。しかし、ごみ収集所の作業員らの助けもあり30トンのごみの山から無事に指輪を回収する出来事があった。
豪ストニントン市議会の広報担当によれば、カップルは14日、市内のごみ収集所に大量のごみを捨てた。カップルは家に戻ったが、誤って婚約指輪と結婚指輪を入れた小さな宝石箱を捨ててしまったことに気が付いたという。
収集所に連絡したものの、収集所が閉まるため翌日早く来るよう指示されたという。
大事な指輪をまさかの「廃棄」/Stonnington City Council
カップルは「眠れぬ夜」を過ごした後、午前4時に収集所に戻ってきた。ごみ収集車を追いかけてごみの山をくまなく調べるつもりだった。
しかし、収集所の作業員や市の職員はトラックを開けて、段ボール箱やこわれた家具など30トンのごみを取り出した。そして、カップルの捨てたピンクのごみ袋を見つけ出すと、中には宝石箱と指輪が入っていたという。
市議会の広報担当は、無事に指輪が見つかったことについて「ちょっとしたクリスマスの魔法」と形容し、カップルを助けた作業員らをたたえた。
ただし、広報担当によれば、今回は珍しいケースであり、捨ててしまったかもしれないものを探すために収集所をすぐに空にすることはできないと注意を促している。