2つの顔を持って生まれた子猫、3日後に死ぬ 米オレゴン州

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「ビスケッツ&グレイビー」と名付けられた2つの顔を持って生まれた子猫が息を引き取った/courtesy Bj King

「ビスケッツ&グレイビー」と名付けられた2つの顔を持って生まれた子猫が息を引き取った/courtesy Bj King

(CNN) 米オレゴン州の農場で2つの顔を持って生まれ、世界中の動物好きの心をとらえた子猫が息を引き取った。

「ビスケッツ&グレイビー」と名付けられた子猫は今月20日に生まれ、生後わずか3日後に死んだ。オレゴン州で農家を営むキングさん一家の飼い猫「キーンリー」から生まれた子猫6匹のうちの1匹だった。

ビスケッツ&グレイビーは2つの鼻と4つの目、2つの小さな口を持っていた。脳幹は1つだったが、それぞれの顔で食べたり吸ったりミャオと鳴いたりすることができた。かかりつけの獣医師によると、最初は非常に元気な様子だったという。

キングさん一家はビスケッツ&グレイビーの様子について、「たくさん食べて、オシッコとウンチもたくさんした。ただ、成長できなかった。こんな小さな子にとって、2つの顔が付いた大きな頭を支えるのは重労働だった」とフェイスブックに記した。

2つの顔をもつ猫は、ローマ神話のヤヌス神にちなんでヤヌス猫と呼ばれる。1日以上生き延びることは極めてまれだが、「フランク&ルイ」という猫は15歳まで生きて、2006年の「ギネス・ワールド・レコーズ」に記録された。

「ビスケッツ&グレイビー」ときょうだい猫/courtesy Bj King
「ビスケッツ&グレイビー」ときょうだい猫/courtesy Bj King

キングさん一家はビスケッツ&グレイビーの母親代わりとなって、定期的な給餌や保温などの世話をしていた。死の直前には「ビスケッツ&グレイビーは間違いなく贈り物です。神は何か理由があって、この小さな奇跡を私たちの人生にもたらしました」と記した。

一緒に生まれた元気な兄弟猫たちは手放しても、この子猫だけは手元に残すことにしていた。しかしビスケッツ&グレイビーは、23日に息を引き取った。

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