固有種のカメレオンを100年ぶりに発見 マダガスカル
(CNN) アフリカ東海岸沖の島国マダガスカルで固有種のカメレオンが100年ぶりに発見されたことがわかった。
今回見つかったのは「フェルツコウ・カメレオン」で、ドイツとマダガスカルの研究チームは10月30日に報告書を発表した。
研究チームは、地球が現在、「第6の絶滅期」とも呼ばれる種の大量絶滅の始まりに直面している可能性があるとしながらも、「失われた」種の再発見は非常に重要であり、保全対策に関する重要なデータを提供するとともに生物多様性が危機的状況にあるなかでもいくらかの希望をもたらしてくれると述べた。
メスが記録に残されたのは初。オスとの遭遇や妊娠、ストレスを感じると体が鮮やかな色へと変わっていく/Frank Glaw/SNSB/AP
フェルツコウ・カメレオンは、雨期の数カ月間しか生存せず、非常に短命なため見つけるのが困難だという。雨季には生息地を訪れることも容易ではなく、よけいに研究が難しくなっている。
専門家は、保護の状況や生態などについて、より理解が進むと期待している。
フェルツコウ・カメレオンのオス/Frank Glaw/SNSB/AP