コロナ禍で会えない孫たちに等身大パネルを郵送、米テキサスの老夫婦

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コロナ禍で直接会えない孫たちに、テキサス州の老夫婦が自分たちの等身大パネルを送った/Courtesy Matthew Buchanan

コロナ禍で直接会えない孫たちに、テキサス州の老夫婦が自分たちの等身大パネルを送った/Courtesy Matthew Buchanan

(CNN) 米国では感謝祭からクリスマスにかけ、親族が集まって一緒に過ごす機会が多くなるシーズンだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で集まりを控える家庭が多い。テキサス州に住む老夫婦は、離れて暮らす孫たちに自分たちの等身大パネルを送ることにした。

バリー・ブキャナンさんと妻のミッシーさんは、カリフォルニア州に娘のミンディ・ホイッティントンさん夫婦と3歳の孫ノア君、テキサス州内に息子マシューさん夫婦と6~12歳の孫3人がいる。これまで毎年、感謝祭はテキサスかカリフォルニアで一緒に迎え、クリスマスにはアイルランドに住む娘も帰国してにぎやかに過ごしてきた。

だが今年は新型ウイルスへの懸念から、自宅にとどまることにした。それでも何か楽しい気持ちになれることをと思い立ったのが、自分たちの写真を引き伸ばしたパネルだ。

「大きな荷物が届く」とだけ予告して、段ボールで作った等身大パネルを発送した。

ミンディさんは家族で包みを開いた時、笑いが止まらなかったと話す。ノア君が飛び跳ねたりパネルを抱き締めたりする姿を、夫が撮影した。ノア君はパネルによく話しかけ、夜は寝室に置きたがるほど気に入っているという。

マシューさんも、10歳になる息子と2人で包みを開けて大笑い。急いでパネルをセットして、帰宅した妻と子ども2人を驚かせた。子どもたちは家の中や庭で一緒に記念写真を撮っては楽しんでいる。

ミッシーさんは近年、感謝祭の料理を子どもたちに任せてきたが、今年は全部自力で作る予定。夫婦で残り物を何日も食べることになりそうだ。

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