スペースX、ファルコン9の打ち上げ成功 今年25回目
(CNN) 米スペースXは13日、衛星ラジオ会社シリウスXMの衛星を搭載したロケット「ファルコン9」の打ち上げに成功した。
フロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍基地から東部時間同日午後0時半に打ち上げられた。航空宇宙局(NASA)によると、ファルコン9の打ち上げは今年25回目。
スペースXは、ロケットの1段目ブースターが大西洋上にあるドローン船に着陸したと発表した。同ブースターは上昇時に分離し、エンジンやフィンを使ってドローン船に軟着陸することができる。
今回使われた再利用可能なブースターは、これまで7回回収されている。先月の国際宇宙ステーション(ISS)への宇宙船「クルードラゴン」による有人飛行にも使われた。
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— SpaceX (@SpaceX) December 13, 2020
ファルコン9の1段目ブースターの回収成功は13日で69回目となった。
同日1時過ぎに、スペースXはロケットの搭載衛星「SXM―7」を無事軌道に乗せたと発表した。
数日前には、同社は開発中の巨大ロケットの無人実験機「SN8」をテキサス州にある同社の実験場から打ち上げ、8マイル(約1万3000メートル)の上空まで到達させることに成功した。ロケットは計画通りに降下したが、地面に墜落して巨大な炎と煙に包まれる状況となっていた。