手術を受けた豪女性、目覚めると「アイルランド英語のアクセント」に

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手術を受けた後、アイルランドなまりの英語を話すようになっていたというイェンさん/TikTok/angie.mcyen

手術を受けた後、アイルランドなまりの英語を話すようになっていたというイェンさん/TikTok/angie.mcyen

(CNN) 扁桃(へんとう)摘出手術を受けた数日後、目が覚めるとアイルランド英語のアクセントになっていた――。オーストラリア人の女性がそんな珍しい症状を明らかにした。

アンジー・イェンさん(27)は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」で、アクセントが変化してからの日数を記録。その中で「目が覚めるとアイルランド英語になっていた。アイルランドに行ったことは一度もない」と語っている。

変化に気付いたのは扁桃摘出手術から9日後。シャワー中にアイルランドのアクセントで歌い出し、自分でショックを受けた。

過去にオーストラリア英語アクセントだった時の電話音声と比べると、現在との違いははっきりしている。

原因として最も可能性が高いのは、まれだが実在する症状「外国語様アクセント症候群」だ。頭部の負傷や脳卒中、通常の手術の後に発症する。

これについて専門家は「本当に外国語のアクセントになるわけではない。その人の母国語やアクセントが損なわれたものだ」と説明する。

アンジーさんの元には「アイルランド英語のふりをしているだけ」と批判するメッセージも寄せられた。これに対し、アンジーさんは動画で「残念だけど『ふり』ではない。外国のアクセントになって目覚めてからもう13日目になる」と反論している。

外国語様アクセント症候群の症例はこれまで150例ほど報告されている。脳卒中を経験したフロリダの女性や、抜歯手術で麻酔を受けた後にアクセントが変化したオレゴンの女性などの例がある。

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