米首都上空を飛ぶセミの大群? 気象レーダーに巨大な影
(CNN) 米首都ワシントンの上空をとらえた気象レーダーに、巨大な緑色の影が映った映像を米国立気象局(NWS)が公開した。雨雲のように見える緑色の影は、17年ぶりに大発生したセミの大群だった可能性もあるが、専門家の間で意見は分かれている。
CNNの気象専門家デイブ・ヘネン氏は、「気象レーダーは非常に精密だが、セミが何百万匹とは言わないまでも、何十万匹もいなければ、あのような形でレーダーには映らないだろう」と解説する。
NWSがツイッターに掲載したこのレーダー映像は、先の週末にかけて大きな注目を集めた。
You may have noticed a lot of fuzziness (low reflectivity values) on our radar recently. The Hydrometeor Classification algorithm shows much of it to be Biological in nature. Our guess? It's probably the #cicadas. pic.twitter.com/i990mEBJnl
— NWS Baltimore-Washington (@NWS_BaltWash) June 5, 2021
こうした現象は過去にも観測されている。昨年春にはエリー湖の上空を飛ぶ何百万匹ものカゲロウの大群をレーダーがとらえていた。アリゾナ州フェニックスでは昨年9月、コウモリの群れをレーダーがとらえている。
Its May Fly Season...They show up by the millions on our Power of 5 Doppler radar. They dont bite and its a sign of a healthy lake... #ohwx @News5Cleveland pic.twitter.com/6flOP7aCNA
— The REAL Mark Johnson (@MarkJWeather) June 24, 2020