「セミを食べないで」、米FDAが魚介アレルギーの人に呼び掛け
(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は2日、ツイッターで、魚介アレルギーがある場合はセミを食べないように注意を促した。セミは小エビやロブスターと近縁関係にあるためだとしている。
米国立公園局によると、米東岸では5月、「ブルードX」と呼ばれる17年周期で大量発生するセミが出現。ペンシルベニア州やバージニア州北部、インディアナ州、テネシー州東部を中心に発生中だという。
一部の人にとって、セミの大量発生は畏敬(いけい)の念すら引き起こす経験で、高精細な写真を撮ったり、メディアで絶えず取り上げられたりするのに値する出来事といえる。ただ、セミは気持ち悪く不快だと考える人もいる。
Yep! We have to say it!
— U.S. FDA (@US_FDA) June 2, 2021
Don't eat #cicadas if you're allergic to seafood as these insects share a family relation to shrimp and lobsters. https://t.co/UBg7CwrObN pic.twitter.com/3qn7czNg53
CNNの番組では最近、生放送の準備中に、セミが議会特派員の首を這(は)う一幕があった。
米国環境保護局(EPA)によると、セミが人間やペット、庭に害を及ぼすことはない。犬や猫がセミを食べると、一時的に胃の不調やおう吐を引き起こす可能性はあるものの、少量なら心配する必要はないという。
FDA獣医学センターは先月後半のツイートで、「セミは刺したり噛(か)んだりしない。毒はない」と説明。ただ、大量に食べると胃壁が炎症を起こす可能性があり、特に小型犬の場合、窒息の危険性もあると注意を促していた。