英富豪ブランソン氏、アマゾンのベゾス氏に先駆け宇宙へ 傘下の宇宙企業が発表
ニューヨーク(CNN Business) 英国の富豪、リチャード・ブランソン氏が会長を務めるヴァージン・グループ傘下の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは1日、同氏が今月11日にロケット動力付きの機体で宇宙へ旅立つ計画を明らかにした。ライバルの米アマゾン・ドット・コム最高経営責任者(CEO)、ジェフ・ベゾス氏が公表している宇宙旅行計画の打ち上げ予定日より9日早い、驚きの発表となった。
実現すればブランソン氏は、ベゾス氏に先駆け、自らの資金援助で開発した宇宙船に乗り込み宇宙旅行に出かける最初の富豪となる。
ヴァージン・ギャラクティックは長年、顧客を宇宙へ送る計画に取り組んできたが、そのための開発プログラムはさまざまなトラブルから遅延に見舞われてきた。2014年には試験パイロット1人が犠牲となった死亡事故も起きていた。
I’ve always been a dreamer. My mum taught me to never give up and to reach for the stars. On July 11, it’s time to turn that dream into a reality aboard the next @VirginGalactic spaceflight https://t.co/x0ksfnuEQ3 #Unity22 pic.twitter.com/GWskcMSXyA
— Richard Branson (@richardbranson) July 1, 2021
00年代初めからブランソン氏とベゾス氏は、「準軌道(サブオービタル)」と呼ばれる形式の有人宇宙飛行実現に向けたロケットの開発、試験、打ち上げにしのぎを削ってきた。