巨大な毒グモ「メガスパイダー」、研究施設に匿名で寄贈 オーストラリア

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寄贈された毒グモの鋏角(きょうかく)から出した毒は抗毒血清の製造に使用する予定/Australian Reptile Park

寄贈された毒グモの鋏角(きょうかく)から出した毒は抗毒血清の製造に使用する予定/Australian Reptile Park

オーストラリアで最大のクモは、北部に生息するタランチュラの仲間で、成体の体長は体の部分だけで約6センチ、足を広げると16センチにもなる。

シドニージョウゴグモはそれに比べれば小さいかもしれないが、猛毒を持ち、動きが早いことからオーストラリア博物館のウェブサイトでは「最も悪名高い」と紹介している。過去にクモにかまれて死亡したという記録が残る13例は、全てオスのシドニージョウゴグモが関係していた。

今回寄贈されたメガスパイダーは、鋏角から毒を出させて抗毒血清の製造に使う予定。ニューサウスウェールズ州のシドニーまたは同州沿岸部でタッパーに入った状態で寄贈され、発見場所などに関する記載はなかったという。

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