巨大な毒グモ「メガスパイダー」、研究施設に匿名で寄贈 オーストラリア

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毒グモは容器に入った状態で寄贈された/Australian Reptile Park

毒グモは容器に入った状態で寄贈された/Australian Reptile Park

(CNN) 人間の指の爪も突き通せるほどの「牙」を持った巨大な毒グモが、オーストラリアで抗毒血清製造のために寄贈された。関係者は匿名の寄贈者に対し、名乗り出るよう促している。

オーストラリアン・レプタイル・パークの12日の発表によると、寄贈されたのはジョウゴグモの一種で、体長は足の長さを含めて8センチ、牙に当たる鋏角(きょうかく)の長さは2センチ。同パークがこれまでに扱ったジョウゴグモの中では最大で、「メガスパイダー」のニックネームが付けられた。

「このクモは異常に大きい。大量の毒を出すことができるので、このようなクモを一般からもっとたくさん提供してもらえれば、もっと多くの命を救うことができる」と同パークの専門家は指摘。「このような巨大グモをもっとたくさん見つけるために、このクモがどこから来たのかをぜひ知りたい」と話している。

毒グモは容器に入った状態で寄贈された/Australian Reptile Park
毒グモは容器に入った状態で寄贈された/Australian Reptile Park

オーストラリア博物館によると、ジョウゴグモの体長は平均で1~5センチ程度。つまり今回のクモは特大だが、それでもオーストラリアに生息する最大のクモではないという。

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