行方不明の少女が生還、暴風雪も犬抱いて暖を取る ロシア
モスクワ(CNN) 激しい暴風雪に襲われたロシア極東部サハリン島のウグレゴルスク町で、消息を絶っていた10歳少女が屋外にある犬小屋で犬を抱きしめて暖を取って一夜をしのぎ、無事に救出される出来事がこのほどあった。
ロシア国営テレビなどの地元メディアが報じた。
少女は先週、同町にある学校から帰宅せず、行方不明と判断された後、関係当局や地域住民が夜通しで捜索を続けていた。
消息を絶つ前の夕方に犬と遊んでいた姿が目撃されていたことから、捜索はペットを飼育する民家中心に実施。少女の両親は警察に、少女がペットと遊ぶことが大好きだったとも説明していた。
国営テレビによると、捜索のボランティアが翌日、犬小屋内で座り、犬を抱いて体を温めているところを発見していた。病院に搬送されたが、体の状態に問題はなかったという。
ウグレゴルスク町はサハリン島の西部に位置する。同町は大雪と秒速約17〜22メートルの強風に見舞われていたという。