地中で獲物を捕らえるウツボカズラの新種発見 インドネシア
地中にわなを仕掛けることが分かっている食虫植物はほかに3種類のみ。ただそれらのわなの仕組みはどれも非常に異なっているほか、今回の新種と異なり、極めて小さな生物しか捕獲できないと、研究者らは説明する。
新たに発見されたウツボカズラの捕虫袋には、蚊の幼虫や線形動物、同じく新種とみられるミミズの一種など、数多くの生物がいたという。
今回の発見はボルネオ島の自然保護にとっても重要な意味を持つ。同島は生物多様性のホットスポット(絶滅危惧種が多く生息し、保全が急がれる地域)となっている。