迷子になったセイウチの赤ちゃん保護、「24時間抱っこ」の飼育継続 米
(CNN) 米アラスカ州北部で、セイウチの赤ちゃんが単独でさまよっているところを発見・保護され、係員が24時間年中無休で寄り添う抱っこ飼育を続けている。
赤ちゃんは生後1カ月ほどと推定され、体重は約63キロ。アラスカ州北部のボーフォート海から約6.4キロ内陸のノーススロープ地区で発見され、今月1日にアラスカ・シーライフ・センターに到着した。
太平洋に生息するセイウチは通常、海上または西部の海岸線沿いに生息しており、こうした場所で見つかるのは異例だという。赤ちゃんがどうやって内陸へたどり着いたのかは分かっていない。
同センターでセイウチを保護するのは4年ぶり。開設以来の25年では10頭目になる。
セイウチは生後2年間、母親が赤ちゃんの面倒を見て育てる。しかし今回見つかった赤ちゃんの周りに成体のセイウチは見つからなかった。