義手装着した数世紀前の人骨、考古学者らが発見 ドイツ南部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
人工の指4本が写る義手のX線画像/Bayerisches Landesamt für Denkmalpflege

人工の指4本が写る義手のX線画像/Bayerisches Landesamt für Denkmalpflege

人骨は州内の街フライジングにある教会の近くで設備工事の最中に発見された。ミュンヘンからおよそ40キロ北に位置するフライジングは、中世や三十年戦争(1618~48年)の時代に複数の戦闘の舞台となった。

当局は声明で、戦争によって体の一部を失う人が増えた結果、より多くの人工装具が作られるようになったとの見解を示している。

欧州中部では、この年代を起源とする同様の装具が約50点見つかっている。上記の義指のように固定されたものもあれば、より複雑な構造で動かすことが可能なものもある。

後者のタイプではドイツの騎士、ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンが1530年以降身に付けていた義手がよく知られている。

一方、エジプトでは1997年、考古学者らが3000年前のものとみられる木製の人工のつま先を発見してもいる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「サイエンス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]