海岸で恐竜の足跡を発見 英ワイト島
ロンドン(CNN) 英国のワイト島の海岸でこのほど、保存状態の良い恐竜の足跡が発見された。
発表によれば、環境当局の技術者がワイト島のヤバーランドで海に面した堤防を補強する方法を調査していたところ、化石を発見した。
専門家によれば、今回見つかった足跡は1億2500万年前にさかのぼり、体長7メートル、足の指が3本のマンテリサウルスのものの可能性がある。マンテリサウルスは草食性で、6600万年前に終わった白亜紀の前期に生息していた。
当局によれば、足跡が発掘されたのは海辺のカフェや駐車場、バス停のそばの行楽地。観光客は知らないうちに恐竜の足跡をたどっていたことになるが、専門家にとってはこうした発見は驚くものではない。
地元の恐竜博物館の館長マーチン・ムント氏は、ワイト島が欧州で最も恐竜の痕跡が残された場所だとの見方を示す。
ムント氏によれば、島では35種類の恐竜が見つかっており、今回の足跡を作った恐竜の種類を特定することはできないものの、マンテリサウルスの可能性が最も高いという。