世界で最も新しい島、硫黄島の沖合に形成
東京(CNN) 太平洋に浮かぶ硫黄島の沖合に、世界で最も新しい島が出現した。
島の名前はまだ付いていない。気象庁はCNNの取材に対し、海底火山の噴火によって形成された島だと説明した。
島が海上に出現した様子は、海上自衛隊が今月1日に撮影した写真に記録されている。
一連の写真には小規模噴火で黒い噴煙が立ち上る様子が捉えられている。島は現在、小笠原諸島の一部になっている。
中田節也・東京大名誉教授は今週、ジャパンタイムズに対し、海面下にしばらく蓄積していたマグマが海面上に噴出したとの見方を示した。
新たにできた島は本州の南約1200キロに位置し、硫黄島からの距離は約1キロ。硫黄島は第2次世界大戦有数の激戦地になった。
米海兵隊は島に駐留していた日本兵と戦闘を行い、米兵7000人以上、日本兵2万2000人以上が戦死した。