ティラノサウルス科恐竜の「最後の食事」、胃の中にそっくり保存 初の化石発見

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ゴルゴサウルスがシチペスを捕食した際のイメージ図/Julius Csotonyi/Royal Tyrrell Museum of Palaeontology

ゴルゴサウルスがシチペスを捕食した際のイメージ図/Julius Csotonyi/Royal Tyrrell Museum of Palaeontology

最後2回の食事で食べた獲物は「シチペス」と呼ばれる鳥に似た小型恐竜。実際に食べたのは後ろ脚のみで、胃の中に他の化石は残っていなかった。

ゼレニツキー氏は「シチペス2匹を別々のタイミングで殺して、後ろ脚をちぎって食べた後、死骸の残りの部分は放置したのだろう」と推測する。

ゴルゴサウルスに狩られた時、シチペスの幼体2体の年齢は1歳未満だったとみられる。

ほぼ完全な状態をとどめた骨格はアルバータ州の州立恐竜公園で発見された。

胃の中身が保存されていることはすぐには分からなかったものの、同州ロイヤル・ティレル古生物学博物館の職員が研究室で化石の準備を行った際、詳しく調べようと胸郭の中にあった岩を取り除いたところ、小さな骨が突き出ているのに気付いた。

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