人間のペニスにマイクロプラスチックを初めて発見 新研究

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ペニス組織の中のマイクロプラスチック粒子を捉えた顕微鏡画像/International Journal of Impotence Research

ペニス組織の中のマイクロプラスチック粒子を捉えた顕微鏡画像/International Journal of Impotence Research

(CNN) 科学者らが初めて人間のペニスにマイクロプラスチックを発見したことが分かった。学術誌「IJIR:ユア・セクシャル・メディスン・ジャーナル」に19日に掲載された研究によると、5人の男性から採取したペニス組織の検体五つのうち四つで、7種類のマイクロプラスチックが見つかった。

マイクロプラスチックは、高分子化合物の破片で大きさは5ミリ未満~1ミクロン。化学的に分解されたり、物理的に磨耗したりすることで大きなプラスチックが変化して形成される。

専門家によると、一部の微小な粒子は主要な臓器の個々の細胞や組織に侵入する可能性があり、人間の体内に存在しているという証拠が増えている。

研究者らは勃起不全(ED)と診断され、マイアミ大学でペニス移植の手術を受けるために入院していた研究参加者から検体を採取。分析したところ、5人のうち4人のペニス組織にマイクロプラスチックが含まれていることが明らかになった。

研究によると、7種類のマイクロプラスチックが検出され、最も多く検出されたのはポリエチレンテレフタレート(PET)とポリプロピレン(PP)だった。

筆頭著者のランジット・ラマサミー氏は、マイクロプラスチックとEDなどの病気との潜在的な関連性を解明するにはさらなる研究が必要だと話す。

以前の研究によると、1リットルのボトル入り飲料水には平均24万個のプラスチック粒子が含まれている。

ラマサミー氏は、病状を引き起こす可能性のある水準が特定されるまでプラスチック製のボトルや容器に入った水や食品の摂取には注意し、利用を制限するよう努める必要があると思うと語った。

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