スペースXの宇宙船が空中分解、残骸の影響で航空機に遅れ ブースターのキャッチは2度目の成功
スターシップの失敗は予想外だった。最初の数分は順調な様子で、打ち上げから2分半後にスーパーヘビーから切り離されたスターシップは6基のエンジンを噴射した。
そのまま約5分間自力飛行を続けた後、6基のエンジンのうち内側の3基の燃焼が停止。数秒後には残るエンジンも停止し始め、8分30秒が経過するまでには5基の燃焼が停止した。
およそ10分後、スペースXは、スターシップが失われたことを確認した。
スターシップが分解した影響で、米フロリダ州では民間機に遅れが出ている。
米連邦航空局(FAA)は、マイアミ国際空港とフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で「ロケット打ち上げの異常」のため、平均で1時間の遅れが出ていることを明らかにした。
別のFAAの通知では、「残骸」による遅れに注意を呼びかけている。
イーロン・マスク氏/Andrew Harnik/Getty Images
SNSは、スターシップがカリブ海上空で爆発した瞬間をとらえたとする写真や映像であふれ返った。
Success is uncertain, but entertainment is guaranteed!
— Elon Musk (@elonmusk) January 16, 2025
pic.twitter.com/nn3PiP8XwG
スペースX創業者のイーロン・マスク氏はそうした投稿を共有し、「エンターテインメントは保証!」とXに書き込んだ。